現実逃避録

旅行とか趣味の記録

【UAE】ドバイ発砂漠ツアー&ドバイ市街観光

前回はこちら→https://wprefrom.hatenablog.com/entry/2020/02/01/193616

UAE&オマーン編最終話です。

・12/27 ドバイ

オマーンのマスカットを定刻(15時)通りに出発したバスでしたが、UAEの入国審査が長いのと渋滞してるわけでもないのにシンプルにバスが遅い(スケジュール通りに到着する意志がなさそう)のとでドバイのアブ・ヘイル駅に着いたのは実に深夜1時過ぎ。メトロの終電もとっくに過ぎてるので、仕方なくタクシーを拾ってホテルの前へ直行し、とっととシャワーを浴びて就寝。3つ前の記事で書いたように元々日本で予約したドバイのホテルから水漏れでドタキャンを食らったので、アブダビにいたときに急遽手配したホテルです。

この日は昼からオリエントツアーズのデザートサファリを予約してましたが、金曜朝はイスラームのお祈りの時間でめぼしい店や観光地が営業してない可能性があったのと夜行バスがキツいことも見越して(英断)朝は特に予定がなかったので、ゆっくり目に起床。デザートサファリの迎えは時間になると宿泊先の目の前まで車で迎えに来てくれます。急な宿泊地の変更にもきちんと対応してくれました。

ただ自分達が宿泊したデイラ(Deira)地区は安宿こそ多くありますがお世辞にも高級な土地柄ではなく、ドライバーは開口一番「君たちはなぜこんなところに泊まっているんだ?」と。

「ここは中古家具とかを取引しにくる業者が滞在する場所で観光客が来るとこじゃあないよ」と言われました。しかも、乗り合わせる他の客にこの土地を見せたくないので敢えて僕らのところに最初に来たらしいです。他の2組はそれぞれチェコとブラジルから来た中高年の夫婦でしたが、どちらもめっちゃ綺麗な5つ星ホテルから出て来たので納得せざるを得ません。これが格差ってやつか。

さて、客が揃ったところでドバイ市街を離れ、砂漠の方へと1時間ほど走って行きます。途中売店みたいなとこで1回休憩がありますが、砂漠あるツアー会社のサイトに着くまでトイレがないので必ず行っといて下さいとのこと。

高層ビルが林立するドバイですが、ちょっと内陸に入るとこんな感じ。

スタート地点に着いたところ。地図によるとドバイではなく隣のシャルジャ領内のようでした。ここでその日ツアーに参加する全車が揃うまでしばらく待機となります。

何十台と似たような車が集まるので自分の車のナンバーは忘れないよう注意。ちなみにめっちゃ日本人いました。大体家族かカップル。オマーンとはだいぶ旅行者の層が違います。

ここでタイヤの空気が少し抜かれ、4WDによる砂丘ドライブが始まります。

まじで下手な遊園地よりもよっぽどアトラクションです。楽しいけど、酔いやすい人は酔い止め飲んだ方がいい。

途中一回休憩ポイントがあり、何もない砂漠で降りることができます。

写真を撮りまくるもよし砂丘を駆け回るもよしルーク・スカイウォーカーごっこするもよし。

砂丘ドライブが終わるとラクダの飼育スペースを見れたりします。業者が飼ってるやつなので大丈夫かとは思いますがMERSのウィルスを保菌してる可能性がないとは言えないので念のため唾がかかったりはしないよう注意。

ディナーと出し物のあるサイトに到着。バギーと飲酒以外は何しても基本料金に含まれています。

ラクダ(病気対策か口にカバーをしている)に乗る体験もできます。数十秒くらい。乗ると側から見るよりかなり高い上、降りるとき急にガクンと脚を曲げるのでちょっと怖い。

ラクダの横では鷹匠のショーをやってたりもします。この鷹は後ほど自分の腕に止まらせて写真を撮ることもできます。

サイトの中ではディナーのほかシーシャやアラビアンコーヒーも楽しめます。最近日本でもちらほら聞くシーシャですが、確かに甘い香りがしてハマる人がいるのも分かるなって感じ。非喫煙者(これが現状唯一の喫煙経験)なので紙タバコと比べてどうとかは分かりません。

日没のちょっと前には空がこんな感じになって非常に綺麗。

中央のステージでは色んな踊りとか大道芸みたいな出し物が続きます。火吹きながらファイアーダンスするのとかもある。

ディナーはビュッフェ形式。各種野菜やナンのような薄いパンにビリヤニが2種類ほど、肉は牛鶏羊の3種。当然ながらイスラーム圏なので豚はありません。

最後の出し物であるベリーダンスが終わったら各自乗ってきた車に戻り、ホテルまで送ってもらいます。

・12/28(実質最終日) ドバイ

最後は2日目に登れなかったブルジュ・ハリファへの出直しを含めドバイ市街の観光。

予約時にメールで送られたQRコードを見せるとチケットが貰えます。受付から展望台にたどり着くまでにはまあまあかかる(1時間くらい)ので時間には余裕を持って。

並んでいる横ではここブルジュ・ハリファがロケ地となったブラッド・バード監督の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のメイキング映像が流れています。

展望台からの眺め。

こうしてみるとまだまだ土地が余りまくってて、伸び代がたくさんあることがよくわかります。さてこの都市は一体どこまで成長するんでしょうか。

こういうインスタ映え的アートもあったりします。背中を合わせて写真を撮る用なんですが、まあまあ並んでたのでそこまでして撮らなくてもいいかなと人が入れ替わる瞬間に絵だけ撮っときました。

屋外スペースもちゃんとあります。

展望台といっても実はブルジュ・ハリファ全体からいうと真ん中くらいの階。まだまだ上に続いています。

ちなみにブルジュ・ハリファの受付の前にある土産物屋ではドバイ警察のスーパーパトカー(ポルシェとか)のラジコンが売ってたりする。実物見たかったな。実際には起亜のパトカーしか見かけませんでした。結構期待してたんですけど、まあ流石のドバイと言えどパトカー全部がこんな車なわけないわな。というか、パトカー以外にもドバイの街を走ってる車自体もっとポルシェ! フェラーリ! ランボルギーニ! 石油王ワールド! みたいな感じだとちょっと期待してたんですけど実際には体感9割くらいトヨタでした。日本以上にトヨタ率高かったです。これが現実か...

噴水前の広場に出るとちょうどショーの時間でした。昼に見るとまた印象が違います。

噴水のプールを挟んでドバイモールと向かいにあるスーク・アル・バハール。スークといっても前回のマトラ・スークみたいなマジの市場と違って高級デパートです。

こんなショッピングモール来ても歩行と呼吸しかできない。

昼食はフードコートでケバブサンド的な物を注文。店員の英語が聞き取れなさすぎて「Vegetable, OK?」みたいなこと言ってるのがかろうじて分かる程度だったので、「ああピクルス付けますか的なこと聞いてるんだろうな」と思って「(何でも食べれるから)OK」と答えたんですがどうもサンド内にアボカド(追加課金)を入れるかどうかとコーン(追加課金)を付けるか聞いてたらしくかなりのボリュームのものが出てきました。ただアボカドもコーンも結構美味しかったからいいです。

ちなみに友人はマクドナルド食ってました。

さて、その後はダウンタウンドバイを離れてメトロに乗ってアル・ファヒーディ駅へ。ドバイ博物館をはじめかつてのドバイの姿を残した歴史地区があるところです。

 

入場料は3Dh(約90円)です。

外からでも見える大きな船が目印。

パイレーツ・オブ・カリビアン』にでも出てきそうな旧式の銃器なんかも飾ってあります。

今のドバイからは想像もつきませんが戦前はこんな感じだったようです。当時、将来ここに世界一高いビルが建つと誰が想像しただろうか...

蝋人形による当時の生活風景の再現もかなり多くあります。

もっと古い時代の考古学的な展示もあります。

博物館を出て歴史地区へ。歴史地区とはいっても昔の建物が残っているわけではなくあくまで再現されたものです。

夕方になってくると結構綺麗。ちょうどモスクからアザーンが流れてくる時間でもあるので、風景にマッチして異国情緒をたっぷり味わうことができます。

さて、最後はドバイのゴールド・スーク(Gold Souk, 金市場)をちょっと見物に行きました。メトロのアッ・ラース駅(Al Ras)からしばらく歩いたところにあります。

どこもかしこも金製品の店ばかり。ただお金持ちならダウンタウンドバイとかにある有名ブランドの店に行くと思うので、こういうベトナムカンボジアに似た波動を感じる客引きだらけの市場にある商品がどのくらいモノホンな質なのかは怪しいもんな気もしますが...

少なくとも冷やかす(?)分にはとても楽しいところです。金ピカだし。

見てる分にはすごいけど、ここまで派手なアクセサリーを「これいいな! 付けたい! 買おう!」っていう人いるのかは分からん。

ゴールドスークを出た後はアッ=ラース駅からメトロに乗って空港に到着。

・12/29 中国南方航空 ドバイ→広州→大阪(関空

深夜2時頃の便で広州へ向け離陸。

機内食(チキン)。

行きは羽田から来ましたが、年末ということで都内の現住所ではなく関西某所にある実家へ向かうため、関空への便へ乗り換えです。同行した友人は東京の人なので一足早く羽田の便に乗って行きました。空港内ではありますが、初めて海外で完全ソロ状態。

とはいってもせいぜい蘭州ラーメンを食べるくらいしかしてませんが...。

面白いのは、ベトナムカンボジアUAEの客引き商売の人は確実にこちらを日本人と見抜いてくるのに、当の中国の人は機内の乗務員にしろ空港内の店員にしろ大体中国語で話しかけてくるんですよね。

関空に着いたら検疫のところで「中東でラクダと接触した方は申し出てください」との掲示があったので申告。なんか書類書いたりして「何かあったらここに連絡してください」的な感じでしたが、結局お世話になることはありませんでした。帰ってきたすぐ後に米イラン関係の悪化で中東情勢が緊迫化したり乗り換えに使った中国では感染症が発生するなどなかなかキワどいところでしたが、何事もなく終わってよかったです。

というわけで、おしまい。国内外とも次回いつどこに旅行するかはこれを書いている2/1現在全く決まってませんが、そのときはまた更新します。